こんなローズヒップもあるんですね。 ・・・十六夜薔薇。 ちょっと風変わりなローズヒップがお目見えしました。 秘密基地を訪問してくださる方達が一様にビックリするローズヒップです。 黙って、差し出すなら、何の実なのかわからない、風変わりなものなんです。 原種バラの秋の魅力はなんと言っても赤く、きれいに色づいたローズヒップです。イギリスの原種バラの中には黒い実を付けるものもありますが、ほとんどのものが食べたくなるような、赤い実を付け、鑑賞価値抜群です。 ところが、外観的には誰もがローズヒップなどと絶対にわからない実を付けるものがあるのです。あたかもクリのイガイガを付けたような、結構大きな実なのです。 大きさは3cmから4cmもあります。 栗のイガイガに似ていることから、英名ではChestnut rose(栗の実バラ)と、言うのですからおもしろいバラですね。 中国中南部の湖南・広西省から貴州省、四川省、雲南省に分布するバラで、日本名では『十六夜薔薇・いざよいばら』と言います。 ここでお見せしていますローズヒップは一重の十六夜薔薇のものなのですが、十六夜薔薇として有名なものは八重咲きの十六夜薔薇です。 この大きなローズヒップを部屋に置いておきますと、甘酸っぱいようなフルーツの香りが心地よく漂います。 花やヒップを楽しませてもらったり、ヒップの香りまで楽しませてもらえる、とっても幸せ感あふれるバラなのです。 学名は Rosa roxburghii f. normalis という難しい名前が付いています。 |
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