Rose-topics No.19




  花より棘の魅力・・・原種バラのセリケア



 赤いガラス細工のような、透明感のある棘を持つ原種バラがあります。『花より団子?』いえ、『花より棘』なのです。

 花の魅力以上に棘の魅力がすばらしく、思わず見とれてしまいます。

 バラの名前はヒマラヤ中部からミャンマーにかけて自生しているロサ セリケア プテラカンサ(Rosa sericea Pteracantha)と言います。

 新しい枝(シュート)には透明感のある、あたかもルビーのような、大きめな棘に目がとまります。

 早朝の平行な太陽光の演出により、透明感が一際目立ち、思わず見とれてしまいます。このような棘を見たく、このバラは秘密基地の東側の法面上に、植え込みました。

 私の思惑はドンピシャリでした。早朝の光は、新しい枝の先端部分に行くに従い深紅のガラス細工のような棘がピンク色になっていくという赤のグラデーションを形作っています。

 人間の手を加えない、素のままの原種バラの魅力はビックリするような感動を与えてくれます。この感動が癖になってしまうのです。

 このような感動を手に入れるために、原種バラだけではなく山野草の魅力にはまっていく訳です。

 秘密基地は私にとって、癒しの空間となっています。ありがたいことです。

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■Rosa sericea Pteracantha
(Rosa omeiensis )
BMW/X3 八ヶ岳南麓・秘密基地のバナーです。
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