、 | バラ・・・枝変わりの魅力。 植物の世界には突然変異によって名花と言われるものが出現することがあります。 枝変わり(えだがわり、bud sport)という変異は、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象なのです。 『さつき』等の世界では、出現率も高く、とても珍重されるものが多く出ているようです。 で、バラの世界でも枝変わりの品種に名花が出て、魅了されるほどです。この変異は神秘性が高く、神様の悪戯(いたずら)としか思えません。 四季咲きの栽培バラからは、高頻度で『つるバラ』と呼ばれる一季咲きバラが、枝変わり(突然変異)で生じることが知られています。 先日、北杜市のバラ苗の取り扱いのある『ハーブスタンド』さんを訪れた際、私の好きな原種バラ・・・キフツゲートの枝変わりとして『ロサフィリペス ブレンダ コルヴィン・Rosa Fillipes’Brenda Colvin』なるバラを見つけました。 キフツゲートは白い一重の房咲きのものですが、ブレンダ コルヴィンはセミダブルの透明感のある薄いピンク色を彩ります。とても清楚な花で、房咲きです。 同じ植物体からの出現とは信じがたいものです。神秘のベールに包まれた向こうを覗いてみたいという好奇心に駆られますが、そぉーっとしておいた方が良さそうです。謎は謎のままの方が魅力的ですから・・・・。 この突然変異という神様の悪戯(いたずら)は、なんとも好奇心を誘うものです。 だいたい、素人考えなのですが、白い一重の花の中に、どうしてセミダブルのピンクが出るのでしょう? 確かに、バラの白色の中には多かれ少なかれ、ピンクの色素が隠されているようですが、セミダブルの因子が含まれているのでしょうか??? 思わず、速攻で『ロサフィリペス ブレンダ コルヴィン・Rosa Fillipes’Brenda Colvin』、購入となりました。 ハーブスタンドさんのオーナー、『良いでしょう・・良いでしょう。』の連発をしていました。(*^_^*) まぁ、バラの原種の購入は見つけたときが、購入時と考えていますので、いいでしょう。 納得の購入・・・でした。 何とも、枝変わりの神秘に触れた一日でした・・・ね。 |
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