Rose Topics No.16





 原種バラ・・・しべの魅力



 バラの野生種、原種バラの魅力はなんと言ってもその素朴さと可憐さにありますが、棘の魅力であったり、ローズヒップの美しさでもあったりしますが・・・。

 今回、お話しするのは、『しべ』の魅力なのです。

 現代バラは八重咲種が多く、なかなかしべ(雄しべ、雌しべ)を見ることはありませんが、原種バラの多くは一重の花弁ですので、しべは当たり前のようにして見えます。

 それが、時間と共に、色合いも変化し、可愛い形態を見せるのですから魅力満タンと言ったところでしょうか。

 私は思わずしべの作り出す形態美?に惹かれるのですが、どうでしょうか。デジカメに撮ってみますと、その魅力が垣間見られるのでしょう。

 雄しべの揺らめく、林の中に雌しべが見え隠れします。もちろん、自家受粉もしますし、虫によっても受粉します。このような形態からですと、どう見ても簡単そうに自家受粉できそうです。

 ヒマラヤの奥深い渓谷に自生していた野バラから、様々な交雑が起こり、数々の原種バラを作り上げていったなが〜い歴史を思い浮かべますと、なぜかワクワクしてくるのです。

 私は美しい花弁も好きですが、原種バラの『しべ』は見ていて飽きさせない魅力があり、大好きなんです。

 今日の画像はロサ ギガンティアといってヨーロッパに現代バラの剣弁とティーの香りをもたらしたと言われる原種バラのしべと、砂漠のバラ・・・フルテミア ハーディと言います。

 
 




画像をクリックしますと大きな画像が見られます。
■ロサ ギガンティア
■フルテミア ハーディ
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