Rose Topics No.12


 
  7000万年の時をかけるバラの原種



 バラのルーツとされる『Rosa sinowilsonii  ロサ シノウィルソニー』の輸入苗が偶然にも手に入りました。(From イギリス:Peter Beales Roses )

 バラがこの世にはじめて姿を現したのは、約7,000万年前~約3,500万年前であると言われています。7,000万年前は白亜紀と言って恐竜の時代。
3,500万年前は新生代第三紀と言って哺乳類登場の時代です。

 約7000万年前のバラの枝葉の化石が中国で、約3800年前のバラの枝葉の化石がアメリカで発見され、最初のバラはノバラの先祖であると考えられています。

 DNAによる調査がここ最近、盛んに行われるようになり、近縁野生種の分布や遺伝的な変異の状況から、バラのルーツはヒマラヤの麓(ふもと)や渓谷あたりがバラの発祥地としてもっとも可能性が高いと言われるようになりました。

 そのルーツとされる原種バラが 『Rosa sinowilsonii  ロサ シノウィルソニー』ということで、ほぼ間違いなさそうです。

 ロサシノウィルソニーは、開花が3年に一度と言われ、さらにはバラに似つかわしくない厚手の葉を持ち、とても大きくなると言われています。

 しかし、届いた苗はすでにローズヒップをたくさん付け、意外にも、花付きのよい証を付け、ちょっと安心感が出てきました。

 秘密基地で充分大きくなってもらい、開花の確認をしていきたいと思っています。

 このような不思議な謎を秘めたバラは見ているだけでも、ワクワク気分となります。

 太古へのロマン、人間が未だに出現していない恐竜時代へのタイムスリップのできる原種バラの栽培は秘密基地での楽しみの一つとなりそうです。

 秘密基地では、原種のバラがたくさんになり、なにやら植物園の様相をなしてきてしまいましたね。
    
■届いた大きな苗です。
輸入苗にはローズヒップが付いてきました。(*^_^*)
 
BMW/X3 八ヶ岳南麓・秘密基地のバナーです。
inserted by FC2 system