Rose Topics No.10


  バラの栽培・・・目から鱗のお話


 無農薬でバラ栽培にチャレンジし、1年が経とうとしています。

 今季は、どうしてもバラの病気に対し、防御できませんでした。特に、『黒星病(黒点病)』にはやられっぱなしでした。

 何か対策はないものかと、書店をあさっていますと、長崎のお医者さんのバラ栽培についての本(バラの診察室)が目にとまりましたので、読んでみました。

 この本の内容は栽培農家辺りの『How toもの』と違って、実際にコツコツと試行錯誤と実験をを繰り返したことだけに、妙に説得力があります。さすがはお医者さんの理詰めな方法です。

 さらに・・無農薬栽培にチャレンジしている辺り、私の方向性とぴったりです。夢中になって読み進みますと、『黒星病の葉は放っておきます。』のタイトルに目が点になりました。

 『黒星病』とは私がバラ栽培で、難関中の難関で解決方法すら思い浮かばず、結局の所、農薬に頼らなければ、解決の道も見えてこないものなのかと、思っていた矢先のことでしたのでびっくりです。

 目から鱗(うろこ)の部分=バラは自分から撥水性を低下させて、黒星病で葉が落ちることを期待しているのではないかと言う仮説・・・事実、1~2ヶ月もすると、新しい葉がそこから出てくるのですから、株元に落ちた葉は栄養となり、木がさらに生長するのを手助けすることにもなります。

 確かにバラと黒星病とは人間が考えるほど険悪関係ではないようにも見えてきます。

 常識を覆すような論調には驚きを見ます。
 しかし、読み進むにつれ、『バラ栽培』が『バラ遊び』に見えてきます。ワクワクさせてくれます。


 『バラの診察室』の本は、何が正しいことなのか、間違っているのか、先人たちの試行錯誤を検証しつつ、私にあった無農薬栽培を再度、頑張る気にさせてくれた本でした。

 
   
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バラ界のファーブル先生 Dr.真島康雄
■黒星病のバラの葉
 
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