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■中国南西部原産
学名はイギリスの女性園芸家 Ellen Ann Willmott にちなむ
Ellen Ann Willmott(1858~1934)は、10代の頃から植物に興味を示し、様々な植物を収集していました。また、エセックス州ワーリー・プレイスに1890年から1914年にかけて収集した植物などで素晴らしい植物庭園を作り上げ、ヨーロパ中にその名を知られていました。
一時は100人以上もの園芸家を雇い庭園を管理したというのですから庭園の広さは想像を絶するようです。彼女の亡くなる直前には100,000種に及ぶ植物が集められたと言いますから驚きます。
また、プラントハンター達の援助もし、中でもプラントハンターとして名高いErnest Henry Wilsonの援助もあり、彼の発見した中国からの野生種のバラの名前には彼女の名前に因んだこの『Rosa
willmottiae』があります。
さらに、彼女はナポレオンの皇后ジョゼフィーヌと植物画家ルドーテのように、イギリス人水彩画家アルフレッド・ウィリアム・パーソンズAlfred
William Parsons (1847~1920)に依頼し、庭園に咲くバラの植物図譜を制作しました。これもまたすばらしいものです。
1892年(明治25年)に来日し,早春から晩秋にかけて日本各地を旅行しながら,日本の植物と風景を組み合わせた水彩画を数多く描いたことも有名です。
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■Ellen Ann Willmott(1858~1934) |
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