N0.802                         KITAHOのひとりごと  02/03-2014



 マリーアントワネットという時計にワクワク。
 



 先日、NHKの番組に『好きだモノ・・・腕時計』というものを見つけ、ワクワクしていました。

 腕時計と言っても、ただの腕時計ではなく機械式時計という、とてつもなく精巧な時計のお話なのです。

 GPSで時刻のわかるこのご時世、なぜ機械式時計にあこがれるのか? そんなことを言われそうなものなのですが、私はもう機械式時計の虜となっています。

 時の流れは連続性を持っていますが、その流れを忠実に表現してくれるものが機械式時計。クォーツ時計などは、ほとんど止まっているんです。というのも、水晶振動子が信号を発したときだけ、時間をカウントする計時方法なのですから。信号と信号の間は時計は完全に停止していて、不連続な時間なのです。

 正確なのですが、味気ないものです。その点、機械式時計は全くのアナログなのですが、生き物のような錯覚にも陥るのです。耳を澄ませて聞き入る音にも愛着が生まれます。

 で、マリーアントワネットの時計たるものは、複雑で最も美しい時計を、どんなに時間がかかっても、どんなにお金がかかってもいいというもので、フランスの時計職人Abraham-Louis Breguet(アブラアム−ルイ・ブレゲ)が手がけたものなのです。

 注文はマリーアントワネット本人か、恋人かと、謎なのですが、マリーアントワネットは断頭台に消えてしまうため、この懐中時計には出会うこともなかったのです。

 この時計は永久カレンダー(Perpetual Calender)、ミニッツリピーター (Minute repeater)音で時間を知らせるものなどを装備した懐中時計で、部品数823個、ブレゲNo.160『マリー・アントワネット』と、呼ばれるものです。

 永久カレンダーという機構を見てみるだけで、気が遠くなるようです。1ヶ月毎に30日、31日の月表示、4年に一度ずつの閏年(うるう年)、さらには100年に一度閏年が平年、驚くべくは400年に一度、それが閏年となることを自動補正をするもの。400年に一度だけ動く歯車を装着させるというのですから、機構として恐ろしいくらいに複雑なものです。

 私の機械式時計は部品数300個ぐらい、永久カレンダーなど付いていなく、手動で補正するものです。この時計でもワクワクするのですから、マリーアントワネットという時計は計りしれませんよね。

 ちなみに、推定価格50億円というのにも驚きます。
製作に要した時間も44年(注文:1783年 完成:1827年)。ブレゲも亡くなり、その弟子達によって完成を見た時計なのです。

 こんな時計一度でも手に取ってみたいと思いませんか?
 
 





画像のクリックで大きな画像が見えますよ。↓
■マリーアントワネットと製作者のブレゲ
スケルトンの懐中時計。
■私の機械式時計

   
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